大相撲の一年を締めくくる熱き最終決戦「大相撲十一月場所(九州場所)」が、2026年11月8日(日)の初日から11月22日(日)の千秋楽までの15日間にわたり、福岡国際センター(福岡県福岡市博多区)にて開催されます。

最近というか、コロナ後の2024年ぐらいから大相撲のチケットは即日完売になる事がこの数年続いています。最近では地方場所においても入手困難になっています。黒兎も人生で一度くらいは国技館での升席観戦をしたいと思っていますが、4人の相撲観戦希望者の友人を探すほうが難しそうですw

さて、日本相撲協会が主催する年6回の本場所において、唯一九州の地で行われる十一月場所。「荒れる九州場所」の異名を持つ通り、年の瀬を迎える力士たちの気迫が土俵上で激突し、数々の大波乱や劇的なドラマが紡ぎ出されてきました。賜杯をかけた幕内最高優勝争いはもちろん、年間の勝星トップを決める「年間最多勝」のタイトル争い、新三役・大関昇進を睨む若手の台頭など、見逃せない熱戦が連続します。

【大相撲 2026年十一月場所(九州場所) 開催概要】

  • 開催日程:2026年11月8日(日)初日 〜 11月22日(日)千秋楽(15日間)
  • 番付発表:2026年10月26日(月)午前6時
  • 開催会場:福岡国際センター(福岡県福岡市博多区築港本町2-2)
  • 開場時間:午前8時30分開場(初日〜12日目)、午前10時00分開場(13日目〜千秋楽) ※取組進行により前後あり
  • アクセス:JR「博多駅」または西鉄・地下鉄「福岡(天神)駅」より西鉄バスで約10〜15分

「荒れる九州場所」の歴史と伝統#

大相撲の本場所が現在のように年6場所制(一月・三月・五月・七月・九月・十一月)となったのは昭和33年(1958年)のことです。それ以前は巡業として行われていた九州での興行が、昭和32年(1957年)に準本場所を経て正式な本場所へと昇格しました。

十一月場所は、一年間の激闘による疲労や怪我を抱えながらも来年の番付を見据えて奮闘する力士が多く、上位陣の休場や平幕力士の快進撃が生まれやすいことから「荒れる九州場所」として親しまれてきました。また、博多の晩秋を彩る風物詩として地元ファンに熱烈に支持されており、会場周辺に立ち並ぶ色鮮やかな力士の「相撲幟(のぼり)」や、会場内に漂う甘い鬢付け油(びんづけあぶら)の香りが独特の情緒を醸し出します。

大相撲十一月場所(九州場所) 4大注目ポイント#

2026年の締めくくりとなる十一月場所で、特に注目すべき見どころを4つの視点から解説します。

1. 年間最多勝争いと賜杯の行方#

十一月場所は、年間6場所(全90番)を通して最も多くの白星を挙げた力士に贈られる「年間最多勝」が決定する場所です。横綱・大関陣の意地とプライドが激突し、1勝の重みが年間を通じて最も高まります。初日から終盤戦にかけての直接対決は、賜杯争いと年間タイトルの両方に直結する極限の緊張感に包まれます。

2. 新時代を担う若手・新星力士の台頭と番付変動#

近年の大相撲界は、学生相撲出身のエリートや若手ホープが目覚ましいスピード出世を遂げ、勢力図が激しく塗り替わっています。三役(関脇・小結)定着や大関獲りを狙う新進気鋭の力士たちが、強固な上位陣の壁を崩すことができるのか、世代交代を象徴する一番から目が離せません。

3. 勝ち越し・給金直しの死闘(8勝7敗のドラマ)#

大相撲において、15日間の本場所で8勝を挙げること(勝ち越し)は、番付の維持・上昇や給与(関取の月給や力士褒賞金)に直結する死活問題です。特に十一月場所の成績は来年初場所(一月場所)の番付に直結するため、7勝7敗で千秋楽を迎えた力士同士の対決は、優勝争いに劣らない鬼気迫る熱戦となります。

4. 結びの一番と弓取式・伝統神事の美学#

幕内土俵入りや横綱土俵入り、結びの一番の後に毎日行われる「弓取式(ゆみとりしき)」など、大相撲は単なるスポーツ競技にとどまらず、日本古来の神事としての格式高い様式美を備えています。土俵祭(前日開催)から千秋楽の神送りの儀まで、厳かな伝統儀礼のすべてを体感できます。

【大相撲の一日:取組のタイムスケジュール(目安)】

  • 08:30頃〜:開場・前相撲(場所中盤以降)および序ノ口・序二段・三段目・幕下の取組
  • 14:15頃〜:十両土俵入り・十両取組
  • 15:40頃〜:幕内土俵入り・横綱土俵入り
  • 16:00頃〜:中入り(幕内取組開始)
  • 17:50頃〜:三役揃い踏み(千秋楽のみ)・結びの一番・弓取式

本場所の年間スケジュールと開催都市の比較#

日本相撲協会が開催する年6回の本場所は、季節と開催地ごとに異なる特色を持っています。

本場所名 開催時期 会場・開催都市 特徴と見どころ
一月場所(初場所) 1月中旬 両国国技館(東京都墨田区) 新年の幕開け。新番付で心機一転、初日からの気迫あふれる戦い。
三月場所(春場所・大阪) 3月中旬 エディオンアリーナ大阪(大阪府大阪市) 「荒れる春場所」。新弟子検査合格者が多くデビューする活気あふれる場所。
五月場所(夏場所) 5月中旬 両国国技館(東京都墨田区) 爽やかな初夏の本場所。中盤戦の番付争いが熱を帯びる。
七月場所(名古屋場所) 7月中旬 IGアリーナ / 愛知県体育館(愛知県名古屋市) 厳しい暑さとの戦い。スタミナと体調管理が勝敗を大きく左右。
九月場所(秋場所) 9月中旬 両国国技館(東京都墨田区) 秋の国技館。終盤戦に向けた年間最多勝争いが本格化。
十一月場所(九州場所) 11月中旬 福岡国際センター(福岡県福岡市) 年間最終戦。年間最多勝の確定と来季番付をかけた熱戦。

福岡国際センターの座席種類と観戦ガイド#

大相撲観戦には、間近で迫力を味わう席から気軽に全体を見渡せる席まで、多様な座席が用意されています。

座席タイプ 特徴と魅力 おすすめの観戦スタイル
溜席
(タマリ席・砂かぶり)
土俵の最前列。力士の息遣いや激突音、砂煙まで体感できる最高峰の特等席。※飲食・撮影等に厳格な制限あり。 相撲通・臨場感を極限まで味わいたい方
マス席
(マスS・A・B・C席)
1階フロアに区切られた正方形の座敷席(4人マス、2人マス等)。飲食しながら伝統的な観戦が可能。 ファミリー・グループ・接待・ご夫婦
イス席
(イスS・A・B・自由席)
2階・3階の階段状シート。土俵全体が見晴らし良く、足腰に負担なく手軽に観戦できる席。 初心者・一人観戦・手軽に楽しみたい方
車椅子席 バリアフリー対応の専用スペース。介助者とともに安心して観戦可能。 車椅子をご利用の方

【観戦マナーと注意点】

  • 溜席(砂かぶり)での飲食、携帯電話の使用、写真・動画撮影、および力士転落時の危険回避のため、座席規則を厳守してください。
  • 取組中の移動や立ち止まりは他の観客の視界を遮るため、力士の仕切り直しや呼出の間に行うのがマナーです。
  • 座布団を土俵に向かって投げる行為(座布団舞い)は、怪我や事故の原因となるため固く禁止されています。

博多の秋と楽しむ!相撲観戦&ご当地グルメ#

九州場所の大きな魅力の一つは、福岡・博多の豊かな食文化との融合です。会場内や周辺で楽しめるおすすめグルメをご紹介します。

  • 相撲部屋直伝「ちゃんこ鍋」:会場内の飲食コーナーでは、場所ごとに異なる相撲部屋監修の特製ちゃんこが手頃な価格で振る舞われ、相撲情緒を舌で味わえます。
  • 博多名物グルメ巡り:観戦後は、中洲や天神の屋台街、博多駅周辺で、本場の「博多水炊き」「もつ鍋」「博多ラーメン」「一口餃子」など、温かい郷土料理を堪能できます。
  • 秋の福岡観光:会場の福岡国際センターは博多港(ベイサイドプレイス博多)に隣接しており、太宰府天満宮や櫛田神社など歴史ある名所へのアクセスも抜群です。


【出典】#

  1. 公益財団法人 日本相撲協会 公式ホームページ「本場所情報・日程・番付」
  2. 福岡国際センター 公式サイト「施設案内・アクセス・イベントスケジュール」
  3. 福岡市公式シティガイド よかなび「大相撲九州場所特集・観戦ガイド」