アウトドアと言えばキャンプだけど
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アウトドアと言えばキャンプだけど

キャンプに行きたいと思ってもなかなか腰が上がらない。まずは心のハードルを下げるように、キャンプについて少し考えてみたい。


そもそも、アラシックス(四捨五入で60歳の人)の体力が落ちてきた人に、20代のキャンパーみたいなことは無理。きっとキャンプの楽しみ方も百人いれば百通りのスタイルがあると思う。そこで、自分なりのキャンプを見つけるためにキャンプの大きい枠を含んでの種類をあげてみた。


難易度

区分け名

特徴と概要

日帰りキャンプ

車以外にも電車や徒歩などの移動手段の場合もある。いわゆるBBQに近い。海や川などでビーチシェードとかビーチテントと言われる簡単な折りたたみテントを使ったものから、1人〜2人ぐらいのしっかりテントも含まれる。ただすぐに設営・撤去ができないとその作業で1日が終わってしまうので、基本はテントすら貼らずにタープだけも多い。

  1. BBQなども広義の日帰りキャンプ
  2. 釣りも日帰りのキャンプではなかろうか
  3. ピクニックすら日帰りキャンプといえる

グランピング

基本お泊り。荷物が殆ど無いので、移動は車の他、電車やバス・徒歩など。ただ施設はホテル並みの致せり尽くせりで、これをキャンプというかは賛否が分かれるが、雰囲気はキャンプ。実行しやすいキャンプではあるが、如何せん宿泊費が高い。荷物は手軽だが財布には手軽ではない。

RVパーク

(車中泊)

いわゆる車中泊。高速のパーキングエリアでの車中泊は社会問題化しているが、専用のサービスとして提供している場所もある。これもキャンプという言葉とはかけ離れているが広義では含まれるかな。

ツーリングキャンプ

自転車やバイクと言った1人のりの移動手段を使った、ソロキャンプを指している場合が多い。宿泊が基本なので日帰りキャンプより装備が多くなる傾向があるため、移動手段が限定されてくる。2輪車ゆえに道なき道でも探検気分で進めるため、ベテランキャンパーの最後はここに行きつくとも。

フリーサイト

キャンプ

たぶん世間一般におけるキャンプのイメージ。正直、これが一番大変だと思う。強いモチベーションに家族の深い理解がないと楽しめない。もちろん、成功したときの喜びは大きいが、準備からして大変。

オートキャンプ

基本はフリーサイトと同じ手間暇及びモチベーションが必要だが、荷物運び、電源確保、悪天候時への保険などフリーサイトほどの難易度はなく、家族や友人とのグループキャンプには一番お手頃。ただし近くに自分の車のような日常の利器があると、これが自然の中で生きている感を阻害する。キャンプという非日常を100%楽しめない。いや好みかな。


一言でキャンプと言っても、上記の通り色々なキャンプの形があります。そもそもこの記事を読んでいる人は、キャンプに興味はあるが普段やっておらず、アラシックスになって初めてみたいと考えている人で、背中を押してほしい人だと思うので、以下に自分の希望を把握するためのチェックリストを作ってみた。


<テーマ>

  1. 遠出を兼ねてキャンプをしてみたいのか?
  2. 宿泊費を安くしたいのが目的か?
  3. 非日常を体験することが目的か?
  4. 自然を感じて開放感を得るのが目的か?
  5. 仲の良い人と一緒に楽しむのか、一人で楽しむのか?


<労力と体力の問題>

  1. 現地までの移動手段は、車か電車か?
  2. 荷物は1人で担げる範囲か、色々持っていきたいか?
  3. グループなら役割分担で1人の負荷を減らせるか?
  4. テントの設営の経験や労力への理解は十分か?
  5. 食事の調理や後片付けへの配慮はできているか?
  6. 水の運搬は予想以上に大変。水回りの対応(設備調査含め)は十分か?


おすすめしたいのは、最初から大規模で完璧なキャンプを計画しないこと。そしてソロキャンプから始めること。宿泊は1日のみまで、できれば日帰り。これで始めるのが良いと考える。次にその前提での最低限の装備品について検討したい。


<日帰りキャンプの装備品>

日帰りではテントなどを持ち込む必要はありません。ただし天候が悪いときは中止して、家の中で擬似キャンプをするのもありです。基本は気負わず流れのままに。装備品はあくまで黒兎の提案するものなので、自分なりに選択するのが楽しみの1つであることを忘れずに。

装備品名

役割など

ガス缶+バーナー

お湯を沸かすためのガス缶とバーナー、荷物を減らすために小型で自立できるタイプが理想ですが、歳取るとミスも多くなるので、安定感があるものがよいでしょう。

ミニポッド

直火でお湯を沸かせるポッド。コーヒーや紅茶を入れるため。銀河英雄伝説のヤン・ウェンリーはコーヒーを泥水と言いましたが、コーヒーほどキャンプに合う飲み物はありません。

コーヒーセット+水

はっきりいって、ドロップ式のパック2−3個で十分です。インスタント(粉コーヒー)はやめましょう。香りが良いものがおすすめです。

椅子(可能なら背付)

必須です。日帰りとはいえコーヒーを飲みながら美しい風景をみてリラックスするためには、コンパクトながら優秀な椅子が必要です。本を読むにも、音楽を聞くにも椅子はとーっても大事です。これだけは多少かさばっても良いものを。

本(1冊以下)

本を読みに行くわけではありません。いや本を読むには読むのですが、本質は多少の気晴らしです。なので1冊のみ。普段読まない詩集などはおすすめ。

昼食や間食

(必要なら)

調理をするとなると、大荷物になってしまいます。お湯で食べれるカップ麺やカップメシなどがおすすめ。他にも飴やチョコなども良いかと。せんべいやポテチは食べるときにうるさいので、雰囲気壊れます。

ターフ

(必要なら)

いわゆる日除けシート。これ1つだけでもキャンプ感めっちゃでます。実際に日除けにもなるし、雨が降っても多少は防げる優れモノ。布1枚にポールのみなので意外とコンパクトになります。なくても良いものですが、個人的には必須。

※日帰りなので、焚き火・テントなど嵩張るものは持っていきません。必要最低限。カバン1個です。


装備紹介をみてわかると思いますが、旅行などと違って、良い風景で贅沢に時間を使うことがキャンプの醍醐味であり、日帰りキャンプでもその趣旨を大事にするべきポイントです。日帰り旅行ではなく、日帰りキャンプなのです。そこを間違えると時間が無い日帰り予定が更に忙しくなって本末転倒です。


<ソロキャンプの宿泊装備>

日帰りの装備は上記で紹介したので、宿泊をするソロキャンプのときに必須になると思われる追加装備を紹介。あくまでもソロ(1人)キャンプでの宿泊を前提としています。

装備品名

役割など

寝袋+断熱シート

冬はこれが無いと死にます。春秋でも夜は冷えます。夏はテストあればいらないかも。断熱シートは超コンパクトですが、1枚あるだけで全然違う。セットアイテム。

コット

いわゆる簡易ベッド。地面から離れるので冬は底冷えしないし、夏は風通しがよくなる。寝るとき地面の凸凹も気にならないので、持てるならあり。

テント+グランシート

ペグ+ペグ打ち

ともかく嵩張る。重い。なのでソロならソロ用の小さなテントがおすすめ。特に夏は虫がでるので、網付きの換気ができるやつが必須。グランシートは保温+凸凹緩和に役に立つが必須ではなく好みと、持ち物の重量などで判断。自在金具やペグとペグ打ちも忘れやすいです。

焚き火台+炭+トング+耐熱軍手+火付け+消化壺+着火剤

電車などの移動手段では難しいが、2輪車までならぜひ持っていきたいもの。夜のキャンプの花形。調理用にも利用できるので、こっちをもってガス缶セットは持っていかないのもありだが、保険は必要。

飲料(水・酒など)

料理用の水は必須。焚き火を見ながらの酒は最高なのでこれも大事。人によっては鍋で水を沸かさず、専用のケトルを準備する人もいます。

食材+調理器具+調味料+食器+カトラリー+テーブル+洗剤など一式

夕食や朝食用に調理をするなら必須。しっかり後片付けも考えておく必要がある。家に帰ってから洗い物もありだが、垂れてきたり他を汚すこともあるので注意が必要。せっかくなので夕飯は、その地元の店で地元料理を頂きにいくのも良。個人的には最初からキャンプで調理は荷物も増えハードルが高い。

ランタン

これも必須。基本キャンプ場は夜まっくら。光は必要。できればLEDでも昔ながらのランタン型だと雰囲気も出る。荷物になるので最悪小型でも良い。

モバイルバッテリー+ケーブル

最近のスマホは1日持たないこともあるので、スマホがないと困る人は念の為の携行は必要だと思うが、できればスマホは使わず常時カバンの中が理想的。スマホを使うと日常に引き戻されてしまい、しがらみ含めてスマホはリラックスの大敵。

虫除けスプレー、携帯扇風機

夏季限定だとは思うがこれも必須。


宿泊キャンプの醍醐味は焚き火。正直、食事はカロリーメイトにしても焚き火は外せない。もちろんキャンプメシの良さは理解しているので、荷物に問題がなければ持っていきたいところ。しかし初心者にとって準備や調理、後片付けと時間がかかるので十分な配慮を。上記にも記載した地元の食材を活かした地元の名店で夕食も旅行気分で悪くはありません。(途中キャンプの雰囲気が中断されてしまうのは致し方ありませんが)

ここまで読んでいただいたら、アラシックスの自分でもできそうなキャンプを見つけられる気がしませんか?繰り返すようですが、非日常と自然そして贅沢な時間の使い方こそがキャンプの肝です。すべてはそれを演出するものと割り切れば、自分なりのキャンプが選択できるようになり、きっと素晴らしい時間になると思います。


【おまけ】

その他の装備品の一覧です。

装備品

概要

空気マット、空気入れ機

コットの代わりに空気マットを好む人もいます。軽くて小さくなるので、荷物を気にする人には良いかもしれません。昔、ウォーターベッドが流行ったときに、友人の家で使わせてもらったことがありましたが、不安定な所がちょっと似ています。

折り畳みデッキチェア、オットマン

ある意味、自宅の椅子よりも過ごしやすいものもあります。オットマン(足置き)付きのものならもう完璧です。

コンパクトテーブル、パラソル

コンパクトテーブルは食事時にはとても便利です。色々なことに使えて一気に利便性があがります。テーブルの真ん中にパラソル用の穴があるものあります。

ノコギリ、ナイフ

薪の木に枯れ木を使うときや、生木を使うような時にノコギリがあると便利ですが、炭なら使わないかと。

折り畳みバケツ、折り畳み水タンク、クーラーボックス、救急セット

無くても良いが、あるといざという時に便利