最近のアイドルアニメ?が面白い
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最近のアイドルアニメ?が面白い

アイドル文化も、アニメ文化も日本で育って独自の進化を遂げてきましたが、そのコラボ的なアニメが最近は目を引きます。昔からある女児向けのアイドルアニメ(主に魔法少女)ではなく、当時は子供だった大人も楽しめる作品が増えている気がします。


音楽アーティストYOASOBIの「アイドル」という曲から知った【推しの子】ですが、かなりハマりました。先日、第三期が終わりましたが、原作漫画から鑑みるに次の第四期で終わりそうな感じです。きっと原作の終わり方については賛否が分かれているのではないかと思いますが、個人的には納得感のある終わり方でした。逆に、あの終わり方をアニメでは採用するのか!?という不安というか、楽しみが勝っています。

原作自体は、横浜関内で友人達と朝まで飲んだ後、漫画喫茶にて原作をすべて一気に読んで(漫画は完結済)、アイドル(芸能界?)というテーマに外連味を詰め込むだけ詰め込んでいるのにもかかわらず、しっかりと全体の構成を破綻させずに完了させた作者は本当に凄いなと感動しきりです。ただ今回の第三期は少し間延び感があったので、アニメ業界ならではの苦悶もあったのだろうと思いながらみておりました。

アイドルアニメ自体は、ゲームからの派生であるアイドルマスターや、アイドリッシュセブンなど女性アイドル、男性アイドル共に満遍なく広がっていることも、その市場の広がりを感じさせます。ある意味ひとつのジャンルになっているのかもしれません。

そんな中、【推しの子】第三期と同じ2026年の冬アニメで放映されていた、「神クズ☆アイドル」というのを休日に通しで見てみました。全10話なのであまり凝った仕掛けはないアニメですが、日本のアニメにはありがちですが超常現象を通じての日常の切り出しによる普遍性や事象の強調といった仕掛けがされていて、ありきたりではありますが逆に安心して見れるお話でした。


【神クズ☆アイドル】

wikipediaの作品概要では「仁淀ユウヤは、金のためだけにデビューを果たしたことから、歌わず踊らず、そしてファンサービスにもやる気を出さないクズアイドルである。見かねた事務所よりクビを宣告されたユウヤは、不慮の事故で亡くなった女性アイドルの最上アサヒの幽霊に出会う。死後もアイドル活動をしたいアサヒを憑依させることのできたユウヤは、彼女の助力を得て楽して稼ぐべく、アイドル界の天下を目指すことになる」とありますが、お話は正にこれで全部ですw。

自分が好きな「パリピ公明」という漫画(アニメ)でも、過去に亡くなっている人物が現代に転生して、軍師として有名アーティストを育てるという話にほんのり似た雰囲気があります。

主人公の金への拘りに深掘りがなかったり、死んでいるアイドルのアサヒの経歴が概要だけでで、色々と足りない部分が多い(たぶん放映時間的に無理)のですが、今どきの推し活の一面が面白いくらいに強調拡大されていて、推し文化への理解が少し深まった気がします。自分自身コンサートに行って楽しんだりアーティストのイベントに行ったりしますが、推し活とは全然違うものであることを深く理解しましたw。イベントなどへの参加は基本はタイミングが合えば的なレベルでしたが、積極的にかかわっていく推し活も楽しいのかもしれません。(そういえば昔ドイツ人の若い女子2人が日本の男性バンドの追っかけをしていて何度話しを聞いても動機への理解ができませんでしたが、今では少しわかります)

実はこのアニメ、主人公よりも推し活中の三人+αの女子(男性アイドルなので)の心境やお笑いの時間が多く取られていて、全体の三分の1ぐらいは推し活女子達の会話シーンです(印象値)。昔の会社がAKB48を使ってCMを作った時(AKBがちょうど売れ始めた頃)に、何回か現場には見に行きましたが、推し活の先駆けであるAKBがあんなに売れるとは思ってもみませんでした。(今ではもう下火?)たぶん、推し活と言う言葉はもっと後ですが、推し活の概念はこの頃に定着したんだと感じます。

この推し活文化も、今や年間4.1兆円!もあるようです。アニメが3兆8千億円、ゲーム市場が2.1兆円(すべて国内のみで)とすると、すでにかなりの経済規模となっています。日本の基幹産業である自動車産業は71.6兆円ですから、比較するほどではないにしても、日本独自のエンタメ文化も合計すればなかりの存在感を放っており決して今後も無視できない業界です。

そもそもこの推し活という行動は、人間の普遍的な感情の動きである気がします。がんばっている人を応援したい、気に入った人に近づきたい、理解したいという行動は、何もアイドルだけの話ではなく、狭いコミュニティの最小単位では家族があるのではないでしょうか。自分の親が子が兄弟が頑張っていれば応援したいし、手助けしたい。金銭に余裕があればお金だって出して上げたくなるのが人心のような気もします。そういう意味では昔から存在した人の行動に名前を付けただけかもしれません。

今後もアイドルアニメや推し活的な作品も増えてくると思うので、今後も楽しみです。それに合わせて、自分で推し活を始めたくなるような人物が出てくることがとても楽しみです。