2026年桜前線、東北へ北上
2026年3月29日時点で東京や名古屋は開花済み。仙台は3月30日、札幌は4月24日予想で、桜前線は東北へ向かう。
2026年の桜前線が、本州の中部から東北南部へ向けて北上局面に入ってきた。日本気象協会のtenki.jpが2026年3月29日13時に更新した開花予想によると、東京は3月19日、名古屋は3月17日、広島は3月19日、高知は3月16日、京都は3月23日、大阪は3月26日にすでに開花している。西日本と東日本の主要都市では、花見の主戦場が「これから咲く」から「見頃をどう逃さないか」に移りつつある。
一方で、前線の北上はまだ続く。tenki.jpの同日時点の予想では、福島が3月29日、仙台が3月30日、青森が4月12日、札幌が4月24日、釧路が5月7日となっており、今後は東北から北海道へと開花の中心が移っていく見通しだ。桜前線という言葉どおり、開花の帯が列島を南から北へ押し上がっていく構図が、今年はかなり見やすい形で出ている。
今年の特徴は、東日本と北日本で平年より早い地点が多いことだ。日本気象協会が2026年3月18日に公表した第3回予想では、西日本は平年並みか早め、東日本と北日本は平年より早い所が多いと整理している。2月以降の気温が全国的に高めに推移し、つぼみの生長が前倒しで進んだことが背景にある。3月下旬も高めの気温が見込まれるとしており、北側の地域でも前線の進みは鈍りにくい。
満開のタイミングも、週末の人出や旅行需要に直結しやすい。3月29日13時発表の満開予想では、東京は3月28日、名古屋は3月29日、京都は3月29日、高知は3月29日、広島は3月29日、大阪は3月31日、仙台は4月4日、札幌は4月28日となっている。すでに関東や東海、近畿の一部ではピークに入っており、今週後半は東北南部、その後に東北北部、北海道へと花見の主役が移っていく可能性が高い。
桜の開花日と満開日は、気象庁の基準では標本木で5〜6輪以上咲いた日、そして約80%以上が咲きそろった日で判定される。つまり、SNSで見かける印象よりも、観測はかなり明確なルールで積み上げられている。2026年の桜前線は、3月末時点で西日本・東日本の見頃と、東北以北のこれからを同時に抱える段階にある。短いシーズンを追うなら、いまは「どこが咲くか」より「次にどこへ移るか」を見るフェーズに入ったと言えそうだ。
出典
日本気象協会 tenki.jp 桜開花・満開 名所の天気情報 2026
日本気象協会 2026年 桜開花・満開予想(第3回)
気象庁 生物季節観測の情報